お箸の使い方を褒めたのに

インバウンド対応

うちのスタッフもよく言うのですが、外国人は箸の使い方を褒められても、あまりうれしくないんだそうです。それどころか侮辱されたと感じる人もいるんだとか。

日本で外国人と食事をする状況はよくあると思いますが、喜ぶ人と馬鹿にされたと感じる人といる状況ではどうするのがスマートなのでしょうか。
別にお箸のことを褒めなくてもいいと思いますが、一応知識として参考に読んでみてください。

外国人がお箸の使い方を褒められるとどう感じるかは、その人の文化や感性によって違うと思います。

日本人は箸の使い方を褒めることで、親しみや敬意を表現したいと思っているかもしれませんが、外国人の立場では、
「日本では箸を使えることが当前だと思われている」
「子供のように扱われている」
「上から目線だ」
と感じてしまうかもしれません。

そのため、外国人に箸の使い方を褒めるときは、以下の点に注意するといいでしょう。

相手の国や文化について知っておく
箸を使う文化がある国や地域の人には、箸の使い方を褒める必要はないかもしれません。
逆に、箸を使わない文化がある国や地域の人には、箸の使い方を褒めることで、興味や尊敬を示すことができるかもしれません。
しかし、その場合でも、箸を使えないことを前提にしたり、驚きすぎたりしないように気をつけましょう。

相手の様子や反応を見て話す
箸の使い方を褒めたときに、相手が嬉しそうに笑ったり、お礼を言ったりしたら、それ以上言わなくても大丈夫。逆に、相手が困惑したり、不快そうにしたりしたら、すぐに話題を変えたり、謝ったりしましょう。同じ人に何度も同じことを言わないのがポイントです。

褒める言葉の選び方や言い方に気をつける
箸の使い方を褒めるときは、「お上手ですね」というよりも、「お箸がお好きですか?」や「お箸で食べることに慣れていますか?」など、相手の経験や好みに興味を持つような言い方の方が自然かもしれません。「すごいですね」や「偉いですね」など、過度に感嘆するような言葉は避けましょう。